ディーラーで車の買い替えを検討されている方の中には、今乗っている車を下取りに出そうと考えている方もいるかと思います。
しかし、ディーラーでの下取りにはいくつか注意点があり、場合によってはトラブルになり得こともあるのです。
そこで、ここではそんなトラブルを回避するために、事前によくあるトラブルの例をご紹介します。
Contents
当日に傷や凹みが発生
まず、一番「やってしまった感」のあるトラブルとしては、車の下取り当日にディーラーへ向かう途中で傷や凹みが出来てしまうというトラブルです。

・・・いや、ダジャレではないですよ。
下取りは前日までに査定
下取りに出す場合は、事前に車の状態を確認して査定を行ないます。
そしてその査定額に合意できれば契約書を交わし、後日車を持ち込みすることになります。
なので、この場合は査定時の状態に比べると価値が下げられてしまっている状態ですので、当然査定時の金額からは減額対象になるのです。
修理はNG
こうなってしまった場合、人によっては市販されている傷消し用のスプレーやタッチペンで傷を消そうとする方もいるでしょう。
しかし、その方法はオススメしません。
というのも、それで完全に元通りになるのであれば問題ありませんが、普通は無理ですし、しかもそういった対処を行なってしまったがために通常の傷の修理にかかる工程にプラスしてタッチペンの部分を剥がす工程が増えてしまうのです。
つまり、応急処置をすることで更に査定額を下げてしまう危険性があるのです。
凹みに関しては試してみる価値あり
ただし、凹みに関しては自力で直せるか試してみる価値はあります。
もちろん傷を伴う凹みは修理NGですが、単なる凹みであれば上手くいけば、以下のような道具を用いて元通りになる可能性があります。
もちろん、こういったグッズをすでに持っている、もしくは売っているカー用品点が近くにあることが条件となります。
基本的に持ち込み日の変更は可能かと思いますが、それは新車の納車自体も遅らせることになりますので、凹み直しの道具を揃えるのに時間がかかる場合は、先に電話で確認するといいでしょう。

ローンの残債を忘れていた
2つ目のトラブルは、今乗っている車のローン残債の存在を忘れていたというものです。
これがネックになって破談になる可能性もありますので、人によっては一番注意が必要な問題です。
ローン残債は基本一括返済
このローンは、車を分割で購入する際に利用できる制度で、車を一括で買えない方の多くが利用されるサービスです。
これ自体は利子はつきますが非常に便利な制度ですので、おそらくほとんどの方が利用されているでしょう。
しかし、これは車を手放すといった場合でも、ローンの残りの支払いである「残債」は最後まで支払いの義務があるのです。
加えてローン残債は車の手放し時には、基本的には一括で残債の支払いを行わなければいけない場合もあり、一時的に大きな出費が発生するのです。
下取りしても出費が増えてしまう可能性
このローンの残債が、どのようなトラブルの元になるかというと、下取りや購入代金などの総額が逆に増えてしまうという現象が起こり得るのです。
具体的な例で言えば、下取りなどを利用せずに購入する場合、100万円で購入できる車があったとします。
これにローン残債がある車を下取りに出した場合、下取りによる割引が20万円だったとしても、ローンの残債が40万円ある場合は、総額120万円と単体購入時よりも出費が増えてしまうのです。
なので、特に新車購入代金を一括で考えていた人の場合、+20万円のせいで軍資金が足りずに新車購入を断念してしまうことに繋がりかねないのです。

私なら、しばらく引き籠もりますね。
下取り額と交渉値引きによる金額が同じ
3つ目のトラブルは、下取りによる値引額と交渉による値引額が同額だったというものです。
つまり、今乗っている車の価値が、交渉による割引と同じ価値しかないという状況になるということです。
下取りの意味がない?
この場合、下取りをしなくても交渉で同額の割引がきくということですので、下取りの意味がないと感じられるでしょう。
というより実際問題、この状況では下取りをする意味はないでしょう。

値引き交渉が可能な場合の理想的な買い替え方法
これはディーラーの本分が、車の買取ではなく販売を行うものだということに関係しています。
実はそもそも下取りはお客側にとってはコスパの悪い方法なのです。
今の車は中古車買取に出して、新車はディーラーに値引き交渉をして購入という方法が、一番理想的な車の買い替え方法となるのです。
なお、中古車の買取に関しては以下の記事で現状一番高く売れる方法についてご紹介していますので、ご参考になればと思います。
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下取り後のキャンセル可否について
次のトラブルは、下取り後のキャンセルに関する問題です。
上記でご紹介してきたトラブルも含め、その他に友人に下取り額よりも高値で売ってくれと言われたり、買い替えの予定だったが二台持ちに変更したいなど様々な理由があることでしょう。

原則キャンセルは不可能
では、実際に下取りのキャンセルは可能なのでしょうか。
もし、すでに契約書を交わしてしまっている場合は、原則キャンセルは不可能です。
もちろん、契約直後であればディーラーの担当者のお情けでキャンセルできる可能性はあるかもしれませんが、実際に車の持ち込みを完了していたり、下取りに出した車がすでに別の場所に移動されている場合は、ほぼ不可能と覚悟しておきましょう。
違約金の制度がある
また、下取りのキャンセルに関しては、ほとんどのディーラーで違約金の条件が契約書に記載されているかと思います。
なので、上記でご紹介したキャンセルが可能な状況であったとしても、キャンセル料として3万〜5万円のほどの費用が発生してしまうのです。
車という大きな存在に比べれば数万円でも払う価値はあるかと思いますが、払わずに済むのであればそれに越したことはないので、下取りに出すべきかどうかはかなり慎重に検討されるべきでしょう。

下取りはコスパが悪いので、
そもそも非推奨ですけどね。
当日に減額を言い渡される
最後のトラブル例は、一番最悪な当日に査定額の減額を言い渡されるトラブルです。
もちろん、冒頭で紹介しているような当日の傷や凹みなどのトラブルなどがなく、突然言い渡されるというケースについてです。
契約書の有無がカギ
このケースで、まず初めに確認すべきことは契約書を交わしているかどうかという点です。
もし、事前に契約書を交わしており、その書面に査定額の金額の記載がある場合は減額に応じる必要はありません。
逆に口約束などで伝えてもらっていた金額だったり、契約書に金額の記載がない場合は、残念ながら減額に応じるか、もしくは下取り無しで車を別の方法で売ってしまう必要があるでしょう。

買いたくなくなるけどね。
まとめ
以上が、実際にディーラーで下取りに出す場合に起こり得るトラブルの一覧です。
基本的にお客側が原因でトラブルに発展することが多いのですが、最後の一例のようにディーラー側の不手際でトラブルに発展する可能性もあります。
なので、自分はしっかり者だから安心だと悠長に構えるのではなく、大きな金額の買い物ですのであくまでも慎重に行動するようにしましょう。

下取りはコスパ悪いので、今ある車は買取に出しましょう!
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