様々な契約で、消費者を守る制度としてクーリングオフという制度が導入されています。
訪問販売などで売られた教材や水などはもちろん、スマホの契約に関してもクーリングオフという制度を利用する事が出来ます。
しかし、中古車関係に関してはこのクーリングオフに関しては注意点があるのです。
Contents
クーリングオフの概要
そもそも、このクーリングオフという制度について詳しく把握されているという方は意外と少ないのではないでしょうか。

なので、まずはクーリングオフがどういったものなのかを簡単にまとめましょう。
クーリングオフとは?
このクーリングオフは一度契約を行なったものでも、もう一度考え直せるように無条件で契約前に戻せるという制度です。
なお、クーリングオフが可能な期間は、どういったサービスの契約であるかによって8〜20日間と差が設けられています。
契約書や申し込みページ内にクーリングオフに関する記述があるものは基本的にクーリングオフが可能で、クーリングオフの可能な期間も記載されています。
逆に、購入や契約に関してそういった記載がない場合、もしくはそもそも契約書の交付がない場合(スーパーやコンビニでの購入など)は、クーリングオフ対象外と認識しましょう。
クーリングオフができる契約例
それでは、具体的にクーリングオフが可能な契約にはどういったものがあるのか、表形式でご紹介しましょう。
キャッチセールス | 電話勧誘(ネット回線など) |
マルチ商法 | 美容系 |
学習塾 | 保険契約 |

中にはキャンセルしたかったけど諦めていた契約があるかも知れませんね。

中古車買取でのクーリングオフの可否
それではこのクーリングオフ、中古車買取に関してはどのようになるのか。
結論から言いますと、実は中古車買取に関しては2つの理由からクーリングオフが不可能な契約となっています。
ぱっと見、中古車買取の際にも契約書の交付がありますので、可能な気もしなくはないのですが・・・その詳細を見ていきましょう!
中古車は「慎重な売買」という扱い
まず、中古車買取のクーリングオフができない理由の一つに、中古車の売買という契約の立ち位置があります。
クーリングオフはあくまでもよく考えない内に契約してしまった契約を、再考するための制度として制定されています。
しかし、中古車に関してはそれなりに大きな存在の売買となりますので、その契約を行う場合は、かなり慎重に考え抜かれた結果に行われた契約という位置付けになるのです。
つまり、中古車買取の契約は気の迷いや勢いで契約するものではないため、クーリングオフの対象外となるのです。
訪問査定の申し込みは誰が行ったか
クーリングオフが出来ない理由の2つ目としては、契約を行う際の状況に関する事が挙げられます。
前述でご紹介している「クーリングオフが適用できる契約例」の通り、キャッチだったり電話勧誘、その他訪問販売など、頼んでもいないのに営業にやってきた際の契約に関しては、冷静な判断ができない状況という事でクーリングオフが認められます。
しかし、中古車の訪問査定に関しては、向こう(業者)が勝手に自宅に来たのではなく、自宅に来て車の査定をするようにこちら側(お客側)が依頼している状況なのです。
つまり、訪問査定に関しては心の準備ができており、その間に十分に考える時間があったことから、その査定後に行う契約に関してもクーリングオフは適用範囲外という判断になるのです。

これに関しては、私も反論できないです。。。
他の車関係のクーリングオフについて
ここで気になるのは、中古車買取の契約についてはクーリングオフが対象外であると判明しましたが、中古車の購入や新車の購入に関してはどうなるのか、ということです。
特に車の買い替えを検討されている方にとっては役に立つ情報ですので、併せてご紹介したいと思います。
中古車の購入もNG
まずは、中古車の購入の際のクーリングオフについて。
残念ながら、こちらに関してもクーリングオフは対象外となりますので、売買契約後はキャンセル不可となります。

中古車購入のクーリングオフに関しても買取に出す際と同じ理由で、購入前の考慮できる時間とこちらから購入に向かっている事が、対象外となる理由になります。
仮に、中古車の販売を訪問販売形式で回っている業者がいるのであれば、その業者に関してはクーリングオフの適用は可能ですが、通常の中古車購入に関しては適用外であると把握しておきましょう。
新車の購入時は?
続いては、新車の購入とクーリングオフの関係について。
ここまでの内容から中古車に関しては、売る場合であっても買う場合であってもクーリングオフは対象外である事がわかりました。
「では新車は?」となるかと思いますが、ここまでクーリングオフNGの理由を見てこられた方であれば、既に答えは出ている事でしょう。

当然、新車の購入時であっても同様の理由からクーリングオフは対象外となるのです。

ちなみに、車関係といっても任意保険に関してはクーリングオフの対象となりますので、その点はご安心ください。
契約は慎重に・・・
以上が中古車買取の際に、クーリングオフが対象外である理由です。
このように車の購入や売却の際には、例外なくクーリングオフは対象外となりますので、契約を行う前には最大限注意してサインを行う必要があります。
また、買取業者によっては、契約書の交付を行わずに口頭契約を取り入れている業者も存在します。
口頭契約は法的効力がありますので、適当な対応はNGです。
なので、査定の申し込みや査定額のヒアリングは気軽に行って大丈夫ですが、その後の契約に関しては慎重に行うようにしましょう。
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